昨夜、勝田台の貝殻亭に主人と2人で伺いました。
2012年春にオープンする貝殻亭ガーデンに関わる方達が集い
鍛鉄工芸家の西田光男氏の作品紹介とお話、
ガーデニング入り口のスペースで、鍛鉄デモンストレーション
その後美味しいお食事を頂きました。
オーナーI氏がカフェパパの小さなガーデンスペースをデザインしてくださるご縁で
今回お誘い頂いきましたが、どれもなかなか無い機会に恵まれ
有意義な一日でした。
スライドによる作品や活動の様子は西田さんご自身の解説に続き
赤く色づいたもみじに囲まれたスペースで 鍛鉄のプロ集団「PAGE ONE」のメンバーによる
デモンストレーション

高温のコークスの中で、鉄の棒が真っ赤に熱せられます。
後ろは 鉄のクリスマスツリー(可愛い)

ハートにするために、鉄棒の中央を2本に裂くべく ハンマーが打ち込まれます。
「鉄は 熱いうちに打て!!」
静かなガーデニングに カンカンカンとハンマーの打ち下ろされる音が鳴り響きます。

西田さんの解説もあり、リスやウサギなどの可愛らしさも 柔らかな曲線も
こうやって高熱と共に力強い作業で形作られるのですね。
昔?子供の頃は、まだいろいろな素材が開発されていなかったのか
一般の家の窓や手すり、庭の柵などにも
今より、鉄が多く使われていたように思います。
黒く塗られた鉄の下は、赤茶色?のサビ止めが塗られていました。
古いアパートや個人宅に曲線のデザインがされている手すりを見ると
案外おしゃれなものをつけていたのだな。 と思ったりします。
外構の素材にある木や石・陶器など、自然素材は土に還ることが出来ると知っていますが、
固い重い「鉄」も地球そのものに存在する成分。
ガーデニングに癒されたい時、そこに「アイアン・テースト」が、少しでも欲しくなる気持ちは
そういうことなのだと、改めて思いました。
伝統的な技法を守り、見るだけでなく触れるオブジェ
住んでいる人だけでなく、周囲を歩く人たちにもリラックスしてもらえ
明るい町にもなるような、作品をとお話された 西田さん。
今年の酷暑の中、自らガーデニングの植栽やレンガ積みをされ、
お客様の笑顔とこの場が継承される先を思い描いて実行しているオーナーI氏。
お2人とも 熱いハートをお持ちでした。

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