
毎年2月末に恒例となった企画展。
壁面利用でタベストリーとサブタイトルを
付けてスタートしました。
とても波長の合う作家さん達に参加して頂けた事で、全体のまとまりや、共通テーマを決める
必要もなく、素敵な会場になるのは
素晴らしい事だと思います。


TEXTILEを繊維と捉え
羊毛、綿、絹、麻などな素材をベースに
制作また活動するメンバーてす。
★久保田陽子さん
ポジャギ
苧麻( モシ )繊細な手縫い。
裏や角の仕上がりの美しさに、今回は
透ける。揺れる布が好き!の私の希望で
窓辺に展示していただきました。
美しい!

夜になると、、、。 素敵な布!

★小川敬子さん
藍染、型染
デザインのベースとなる型染めが
美しいさざ波となって
藍の濃淡が美しい情景を表していると思います
小川さんの藍のデザインは、和洋問わず
壁面インテリアにも、似合うと思います。


★清野詳子(みつこ)さん
ホームスパン
アルパカ毛を紡ぎ、強撚糸を作る。
1から手をかけて織り上げられた
大判ストール。
縮れた風合いの織り方は、自然素材の魅力たっぷりに、空気を含んだようにふんわり軽く優しいストールになっていました。
颯爽と歩く大人の女性がふわっと巻いたら
カッコイイ!と思います。


★澤村麻里子さん
メドゥブ 韓国結び
毎月第2土曜午後の結びのてしごと講師
今回は自由に組み替えられる
結びのパネルパズル時計。
いつもアイデアが楽しい。
ベースのパネルのアンティーク仕上げにも
オリジナルセンスが光ります。


★斉藤知子さん
染織
3重タペストリー「はつ・が」
テクニックや素材を違え、奥行きのある3層に
組みあわせてあります。
織の密度の変化や新聞紙を紙縒り、
竹ひごを墨や柿渋で染、
横糸風に入っているのも面白い。
自然の色合いや素材の工夫で
落ち着きと楽しさもある作品だと思います。


★菱田成子さん
スウェーデン織
毎月第1木曜 午後 スウェーデン絵織物 講師
ブンデン ローゼンゴング織
地厚な織物でしっかりしているので
クッションや椅子の座面にすることもできます
図柄は菱田さんのデザインで
アンデルセンの親指姫やツバメと王子、
人魚姫、みにくいあひるの子 など
織り込んであり
可愛く楽しい作品です。


★駒澤菜穂子さん
草木染。インスタレーション。
春らしい優しい色合いと動きも魅力な作品。
作品の下にいると、
幹の側から満開の桜を見上げているようです。
空間展示の構想に始まり
花の型染と何回もの布染め、
染布から切り取って貼った桜。
作者のパワーを感じます。


★和泉めぐみ ( カフェパパ)
布フェルト
布に羊毛(原毛)を乗せ、ぬるま湯をかけて
手の平で擦ると絡み合いながら繊維が付いて
平面や立体でバックや帽子、靴などを作る事ができます。
針仕事無しで形作れる面白さがあります。
プレフェルト(好きな色合いの薄く広げたフェルト)を乗せてベースカラーと一体化しています。


繊維制作で繋がった8人。
搬入日まで、どんな作品を持ち寄るか判らないので、それがまた楽しい。
みなさんキャリアを積み個性的で魅力的な
制作活動をされているので、
かなり内容の濃い作品展示だと思います。
カフェパパ企画に参加集合頂ける事に感謝!
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